2018年12月21日金曜日

メリエスト・クリスマス!…最上のクリスマスを!

2018/12/20付 万代栄嗣牧師「福音通信」より

 主キリストの聖名を讃美いたします。

 クリスマス、おめでとうございます。今年は例年には珍しく何だか秋が長かった印象なのですが、それでもクリスマスが近づいて来て、やっと冷え込んできました。あなたのクリスマスの日々に、クリスマスの主役である主キリストご自身からの恵み、喜び、平安が豊かに注がれますように。あなたに最上、最高のクリスマス…Merriest Christmas(メリエスト・クリスマス)…が訪れますように。



「災」の2018年!


 2018年、今年の漢字に「災」が選ばれました。これは、私の予想通り。ラジオの番組の中でも、きっとそうなるよ…と話していたのですが、まさに予想通りの展開でした。と言っても、そうなるのが誰の目にも当然のような2018年の日々だったからです。

 特に、6月の大阪北部地震では登校途中の小学生の女の子が倒れたブロック塀の下敷きになり犠牲に…。七夕の時期には西日本の広範囲が集中豪雨の被害に。広島、岡山、愛媛など、瀬戸内の自然災害の少ないとされていた地域で、何と200名を超える犠牲者が出ました。夏の間は、相次ぐ台風の被害で、関西空港が水没したりで毎週のように被害が出ましたし、9月の北海道の大地震では全道の電気が止まり、社会生活に大きな影響が出ました…。と確かに、「災」の一文字が選ばれるのも尤もらしい一年だったのです。ただ「平成」最後の一年が、「災」で締めくくられるというのは誠に残念なのですが。



あなたの一年は大丈夫?


 …と、ここまでは世の中全体の「災」の話なのですが、あなたのこの一年はどんな一年だったでしょう? あなたの毎日まで「災」や「禍」の連続となっていませんように。本気で気を付けておかなければならないのは、私たちのいのちは常に“関係性”の中に置かれ、生きているという事実があるということ。すなわち、どれほどあなた自身はしっかりと頑張っているつもりでも、周囲の人々や置かれた環境から、少なからず影響を受けてしまうものだということ。

 不機嫌な人々に囲まれていれば、あなたの心も明るくなるよりは暗いものになりがちですし、不況や災害、犯罪のニュースが溢れていれば、私たちの心も自ずと重いものになってしまうのです。だからこそ、まずは周囲がどうであれ、自分自身の心の平安と喜び、感謝の状態をちゃんと維持できる精神的、霊的環境を整えておくことが大事になります。



「闇」から「光」、「災」から「幸」へ!


 私が、聖書の語る“福音”にこだわり続けるのには、理由があります。それは、「闇」を「光」へ、「災」を「幸」へと実際に変える力が聖書の語る“福音”にはあるからです。この“福音”の中心が、言うまでもなく、神の御子、主キリストが私たちの救い主としてこの世に現れてくださり、十字架において救いの道を整えてくださったという事実なのです。確かに、私たちを取り巻く「闇」は存在していても、「すべての人を照らすそのまことの光(ヨハネ1:9)」であるお方が現れてくださったというのです。



救い主と共にある奇跡!


 主キリストの誕生を祝うクリスマスが、2000年も祝われ続けてきたのには理由があります。ただ、何となく楽しかったからではありません。この救い主が、簡単に名前倒れしてしまうような陳腐な存在ではなく、この方を心に信じ受け入れた人々は、確かに救われ、人の力を超える神の恵みを体験することができたのです。

 旧約聖書のイザヤ書9章には、イエス・キリストの誕生に先立つこと700年以上も前に書かれたものでありながら、この救い主誕生の預言とされる言葉が記されています。その一節に、
やみの中を歩んでいた民は、大きな光を見た。
死の陰の地に住んでいた者たちの上に
光が照った。
(イザヤ書 9章2節)
とあります。救い主の誕生する何百年も前から、「闇」が「光」へと変えられることは約束され、そして、今、主キリストの誕生以来、2000年経った今日においても、「災」は「幸」に、「死」は「いのち」に変えられる奇跡が起こるのです。このことが歴史の中でずっと起こり続け、今も世界のあちらこちらで起こっているからこそ、クリスマスの祝は様々な歴史の波や社会の変化に揉まれつつも、今まで続いてきているのです。



救い主キリストにより引き起こされる変化!


 主キリストがもたらしてくださる恵みは、単に宗教的な概念に留まるものではありません。実は、あなたも自分の人生の歩みの中で自らの身をもって体験することのできるものなのです。救い主キリストと、あなたの人生の接点が生み出す奇跡の可能性に気付いてください。

  1. 「嘆き」が「踊り」に変えられる!(詩編 30:11)
    物事がうまく運ばず、嘆きや悲しみに暮れることが誰にでもあるもの。しかし、神の恵みに触れる時、喜びや踊りたいほどの感謝に満ち溢れる、という奇跡が起こり得るのです。

  2. 「いなくなっていた者」が「見出される」奇跡!(ルカ 15:24)
    人間関係でも、自分の大切な仕事でも、あれほど大事だったのに喪失する、失うということが起こります。しかし、それを主キリストの愛は回復させてくださるのです。

  3. 「失われていた者」が「救われる」恵み!(ルカ19:10)
    自分のやり方で猪突猛進しても、神様から離れて行くばかり…ということが起こります。本当の平安のある神の臨在への復帰ということが主キリストによって可能になります。

  4. 「見えなかった者」が「見えるようになる」祝福!(ヨハネ 9:25)
    人生の光を失い絶望する以外に選択肢のなかった人であっても、主キリストと出会う時に光を見、人生の歩むべき道筋が示されるのです。新たな歩みが実現します。

  5. 「死」が「不死」へと変えられる奇跡!(第一コリント 15:54)
    人生の最後は死、絶望のみ、という究極の運命を、主キリストはご自分のいのちを捨てて、永遠のいのち、不死の世界への扉を開いてくださいました。死が終わりではないのです。



救い主キリストとの接点を持とう!


 あなた自身が、本当のクリスマスの喜びを体験するためには、単に上っ面の騒ぎや演出だけのもので終わらせず、救い主キリストとの心の接点を持つことです。主キリストがこの世の罪を取り除くために来られた…という物語を、私の罪を取り除き、私の「闇」に「光」を照らしてくださる、と個人的な出来事としてとらえることです。

 人は、それぞれの個性があり、人生も様々です。が、共通して言えることは、誰もが弱さや足りなさを有し、力不足を感じることがあるということです。完全だと言える人は一人もいませんし、実は、聖書の言う通り、人は誰もが罪人なのです。だからこそ、救い主キリストの「光」をいただく時に輝き、本来の「いのち」の喜びを体験することができるのです。と言うことは、あなたも救い主キリストとのしっかりとした出会いと交わりを持つことができれば、「闇」から「光」、「災」から「幸」への劇的な変化を受けとめることができるのです。このクリスマスに、あなたの心で、救い主キリストのいのちをしっかりと受け止めてください。そこから、あなたのための奇跡の物語がきっと動き始めます。



さあ、ご一緒に祈りましょう!


さあ、次の祈りを、あなたも一緒に祈ってみてください。

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天の神様。私が体験している今年のクリスマスが、ただ慌ただしく過ぎ去るもので終わりませんように。

あなたが、私の人生のために用意してくださっている救いと恵みのご計画を、しっかりと受け止めることができますように。

私の心を、信仰で整えさせてください。

主イエス様。あなたが私の救い主となるために、この世に現れてくださったことを、心から感謝します。

私の心は、あの馬小屋の飼い葉桶以上に汚れているかもしれません。

そんな罪深い私の心にも宿り、罪を清め、救ってくださったことを、心から感謝いたします。

聖霊なる神様。どうか私を救いの喜びに満たし、力を与えてビジョン、目的のある人生を歩ませてください。

私の心をいつも喜び、祈り、感謝で満たし、信仰による真の可能性のある毎日を歩ませてください。

私の口に、いつも讃美と感謝が満ち溢れていますように。

主キリストのお名前により、豊かな祝福を信じてお祈りいたします。アーメン。

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 心配や不安が膨らむ前に、何事も、まず祈ることです。祈ることで、問題は必ず解決に向かいます。神様は祈りに答え、助けてくださり、守りと祝福を現してくださいます。常識を超える、神様からの力や助けを信じ、それを実際に体験してまいりましょう。
 さあ、私たちはどのような場合でもクリスチャンらしく、神様に目を向けて、信仰を働かせてまいりましょう。信仰による勝利を体験しましょう。

 あなたの上に、主キリストの圧倒的な祝福をお祈りいたします。